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台湾旅行でコーヒー三昧!!阿里山農園ツアーから台北カフェ巡りまで

AboutCoffee

こんにちは!

旅するバリスタTomokoです。
4月に台湾へ行ってきました。目的は台湾のコーヒー農園!前回の記事でもお話ししましたが、昨年タイのコーヒー農園に行って以来生産地への興味が高まり台湾の農園ツアーを見つけたので行くことに。そして、帰国後には毎月開催してる神楽坂ポップアップカフェにて台湾コーヒーを楽しめるイベントもしたので今回の記事では台湾の農園のこと、イベントのことをお伝えします。

 

お茶で知られる台湾の阿里山はコーヒーもすごい!

台湾といえばお茶のイメージがありますが、最近はコーヒーの生産地としても有名になってきています。特に嘉義県に位置する阿里山のコーヒーは、品質が高く、柔らかな甘さと仄かにお茶を思わせる上品な味わいが特徴です。

私自身、台湾のコーヒーは去年のSCAJに行った時に試飲した程度であまり飲んだことはなかったのですが今回の台湾農園ツアーで台湾コーヒーの魅力にハマってしまいました!

 

台湾コーヒーの作られる場所

台湾のコーヒー農園の主な地域は嘉義県の阿里山、雲林県の古坑郷、屏東県、南投県、台東県です。阿里山は18の高山一帯のことで、標高900〜1300mの高地で、昼夜の寒暖差が大きいのが特徴です。

 

青葉珈琲荘園

元々は観光茶園をしていましたが、2009年の台風の影響で観光施設を休業せざるを得なくなり、それをきっかけにコーヒー栽培に興味を持ったそうです。0からのスタートだったため、現在台湾で最も優れた業界団体「嘉義県珈琲産業発展協会」に加入し、コーヒーの栽培から販売まで協会の仲間と情報を共有しながら研究熱心に取り組まれ後に現地コーヒー農園コンテストで数々の賞を受賞するほど上質なコーヒーを生み出すようになりました。

 

体験1:コーヒー栽培エリア散策

農園到着後、ランチを済ませたら軽トラックの荷台に乗ってコーヒーが栽培されているエリアへ案内してくれました。


青葉珈琲荘園ではSL34、ゲイシャ、ソォウンナという品種を栽培していて、品種ごとにコーヒーチェリーの味見や栽培方法など細かく教えていただきました。

台湾は台風もあるためコーヒー栽培には過酷な環境ですが、台風対策もしっかりされており天候や環境に影響を受けずに良質なコーヒーを作るために日々取り組まれているのをひしひしと感じました。

 

体験2:カッピングで品種や精製方法による違いを飲み比べ&品質管理方法

栽培エリア散策の次はコーヒーのカッピング体験。カッピングとは、コーヒーの品質(味・香り・特徴)を一定の条件でテイスティングすることで、農園や自家焙煎のお店ではよく行われています。

ゲイシャ、SL34、ソォウンナ3種類の品種のウォッシュド、ハニー、ナチュラルの豆がズラッと用意され、カッピングをしながらどの味が好きかなどコメントし合った後はちょっとしたゲームをするとの事で、新たにコーヒーが入ったカップたちが用意されました。

ルールは3つのカップの内1つだけ種類が違う豆があるのでそれを8セット、仲間はずれを当てていくといった内容で、SCAJで行われている競技のカップティスターチャンピオンシップと同じでした。この競技は何気に好きで味覚の違いが分かるってすごいなぁと思いながら見ていましたが、実際に自分が体験してみるとやはり難しい!でも今の自分がどれだけ味の違いが分かっているのか認識できたのでとても楽しかったです。

 

体験3:ホタル鑑賞と台湾茶テイスティング

夕食後は自由参加で、ホタル鑑賞と台湾茶テイスティング体験もできました。私も知らなかったのですが調べたところ、阿里山は一年を通じてホタルが見れるエリアで、特に4月〜6月は大量のホタルに出会えるそうです。
ホタル鑑賞スポットまで行くと本当に小さな光が至る所で光っていて感動しました。子供の頃、自然の多い場所でホタルを見た記憶がありますが大人になってから中々見る機会がなかったのでどこか懐かしい気持ちになりました。

そして、ホタル鑑賞から戻ってきてからは台湾茶のテイスティング。青葉珈琲荘園ではお茶も栽培・販売しているため、せっかくならお茶も試飲してみたいと参加者の希望もあり試飲させて頂きました。どのお茶も美しい水色で味も甘味があってとても美味しかったです。

 

Word Brewers Cupチャンピオンによるコーヒーセミナー&講演会

2日目は農園から台北市内へ戻る途中で奮起湖に立ち寄り少し観光した後に、市内で2022年ワールドブリュワーズカップで優勝した台湾人バリスタ・徐詩媛(シュー・スーユエン)さんのコーヒーセミナーがありました。

シューさんが今回教えてくれたハンドドリップの淹れ方は底がフラットなタイプのドリッパーで、95℃と75℃のお湯を使用して抽出するという少し複雑なやり方をされていました。淹れ方について知りたい方はブリュワーズカップの動画をご覧ください。

ドリップの淹れ方のあとは台湾産コーヒーの特性についてのお話会を聞いて、最後にお土産として台湾のコーヒーマガジンをもらいました。

 

1泊2日農園ツアースケジュール

今回の農園ツアー日程はこんな感じ。

4/13(日)
8時:台北駅集合、新幹線で嘉義へ。
12時:農園到着・ランチ
13時:コーヒー農園見学
15時:コーヒーカッピング・品質管理方法について説明
18時:夕食
19時:ホタル鑑賞(自由参加)
20時:台湾茶体験会(自由参加)
21時:就寝

4/14(月)
8時:朝食
9時:奮起湖風景区へ移動
10時:奮起湖老街を散策(自由行動)・ランチ
13時:嘉義から台北市へ移動
16時:台湾バリスタチャンピオンによるコーヒー講座・講演会
18時:解散

予定表を見て分かる通り、この2日間はコーヒーづくし!1日目は農園で栽培・品質管理方法、品種ごとのコーヒーのテイスティング体験ができ、2日目はプロのバリスタによるコーヒー講座や台湾コーヒーについて学べます。コーヒーメインですが、所々に観光スポットにも立ち寄れるのがよかったですね。

※こちらはHISの海外オプションツアーの内容なので、フライトチケットや台北市内での宿泊先などは別途自分で手配しています。

 

世界を旅するコーヒー試飲会<台湾編>で台湾コーヒーを再現!

今回の農園ツアーでの経験は私がバリスタや講師業をする上でものすごい底上げができたように感じます。言葉で言い表すと陳腐に聞こえますが、とにかく私がレベルアップした!と自分でもはっきりと分かるほど(笑)
そしてちょうどタイミング良く、神楽坂ポップアップカフェでのイベントもあり台湾でインプットしたことをすぐにアウトプットできました。

イベントの内容は、台湾コーヒーがどんなところでどんな風に作られているのか解説しながら実際に私が淹れた台湾コーヒーを試飲してもらうスタイル。ゲイシャとSL34の豆を用意していて、最初はホットで淹れて飲み比べするシンプルなものにするつもりでした。でも、台北市内で立ち寄った森高砂珈琲と言う台湾産コーヒー専門店で頂いたコーヒーの提供スタイルがとてもおしゃれだったのでその真似をして、アイスとホットで飲み比べられる試飲に変更。


イベントに参加してくれたみなさんも台湾が好きな方から、コーヒー好きだけど台湾でコーヒーが作れるなんて知らなかったと言う方までとても楽しんで頂けた様子。

農園で体験したことをシェアすることで、私も改めて色々振り返ることもできたのでこのイベントをやってよかったなと思いました。
引き続き、世界を旅するコーヒー試飲会〜○○編〜は開催していくつもりです。興味がある方はInstagramでイベント情報随時アップしているのでフォローお願いします!

 

まとめ・台湾コーヒーを飲もう!

台湾コーヒーは国内シェア率が9割でまだ日本でもあまり流通していません。なので台湾のコーヒーがあると知ってどんな味なのか興味ある方もいると思います。
私の印象としては日本人が普段飲んでいるコーヒーとは少し違い、やはりどこかお茶を思わせる風味で、焙煎度合いも浅煎りが多いのでライトな飲み心地です。

台湾の農園の人たちは元々お茶栽培のノウハウがあることや、コーヒーの情報をみんなでシェアしながら研究しているため年々進化しています。また、政府からの支援もあり設備なども整っているので今後の台湾コーヒーが非常に楽しみです。早く日本でも色々なお店で飲めるようになって欲しいですね。

今月の神楽坂ポップアップカフェにて、数量限定で台湾コーヒーの提供をします!
SL34ハニープロセスとゲイシャウォッシュドご用意していますので、お立ち寄りください。

また、4月のツアーで参加されていたNARUTO COFFEEさんが5月31日のTokyo Coffee Festivalに出店して台湾コーヒーの提供をするようなので、気になる方はこちらもぜひ行ってみてくださいね!

 

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ここまでお読み頂きありがとうございました。

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