こんにちは!
旅するバリスタTomokoです。
コーヒーの世界ではバリスタチャンピオンシップ、ラテアートチャンピオンシップなどなど色々な大会があります。
そこで今回はハンディキャップのある方たちのバリスタコンペティションである「チャレンジコーヒーバリスタ」という大会についてお話しします。(stand.fmでもお話ししているので、お忙しい方はもくじの3へ飛ぶと音声で聴き流しもできます。)
多様性を認め合う社会で働くということ
このブログではあまり私の仕事について詳しく話してきていないので、おそらく読んでいる方は私について“コーヒーに関する仕事をしている人”と認識していると思います。実際その通りなのですが、職場には様々な特性を持ったハンディキャップのあるスタッフがいて一緒に働いています。
私自身、日本の社会で生活をしているとときどき窮屈な気持ちになり「自分は社会不適合者なのではないか?」「なんかみんなと違う・・・」と感じたことが今までに何度もありました。だからと言って、別にみんなと一緒になりたいわけでもないんですが(^^;)
そんな違和感があったので、ワーホリでオーストラリアに行って生活していた時に、周りは自分との違いについてそれほど気にしていない感じが居心地よく感じたんです。これは多国籍なオーストラリアだからかもしれません。日本ほど「〇歳なんだから結婚するべき」とか「正社員になるべき」「女だから家事をするべき・男だから家族を養うべき」とかそういう感覚はなく、違いをそのまま受け入れてくれてるような社会でした。
現在の職場ではそんな多様性を認め合う環境で、ハンディキャップがあろうがなかろうが、みんな違って良い!という考え方に共感し、自分も居心地よく働けているんです。
コーヒーというツールを通してダイバーシティ&インクルージョン
5月12日に開催されるチャレンジコーヒーバリスタという大会は、すべての人の「ありのまま」を受け入れ、ともに働く社会を目指してというコンセプトで、コーヒーを通して、障がいの有無に関わらず、多様性を認めすべての人がその人らしく活き活きと、生活できる「インクルーシブな社会」となることを願い企画されたイベントです。
個人的に思うのは、障がいあるなし関係なく、社会で「普通」と認識されている枠からちょっとズレている人にとって、一般社会に馴染んで働くことはそんな簡単なことではありません。
このコンペティションは大会を通じて、障がいのある方たちのスキル向上と新しい雇用を生み出すことも目指すと開催趣旨にあるので、大会に出場する方にとっても周りにいる方にとっても良い刺激になるのではないかと思います。
コーヒー業界のパラリンピック!?バリスタコンペティション
今回が記念すべき第一回目のCHALLENGE COFFEE BARISTA。大会内容は、大会側から指定された3種類のコーヒー豆とお水とコーヒー器具を使って各チームそれぞれのオリジナルブレンドを作って審査してもらいます。
第1部審査ではブレンド審査でブレンドした豆をマシンドリップで試飲し、風味バランス、ブレンドのストーリーなどを総合的に評価されます。第2部では抽出技術審査で、作ったオリジナルブレンドを大会指定器具を使って審査員の前でコーヒーを抽出し、接客、プレゼンテーションして評価されます。
CHALLENGE COFFEE BARISTAウェブサイト
チャレンジコーヒーバリスタ大会概要
開催日時:2021年5月12日(水) 12:30~17:30
開催場所:品川プリンスホテル
主催:日本サステイナブルコーヒー協会
共催:NPO法人勇気の翼インクルージョン
特別協賛:株式会社カリタ / サントリー食品インターナショナル株式会社 /日本航空株式会社 / 株式会社プリンスホテル / 株式会社ベルシステム24 / 株式会社ミカフェート ほか
特別協賛には株式会社カリタや、株式会社ミカフェートなどコーヒー業界の有名どころも関わっています!
そして審査員にはミカフェートの代表でもあり、大会実行委員会委員長でもあるコーヒーハンター川島 良彰さん、日本バリスタチャンピオンの石谷 貴之さん、そしてASIA LATTE ART NETWORK代表 上野 登さんと超豪華!!
大会の様子はYouTubeにてライブ配信
本来であれば一般の方も会場に観に行くことができたのですが、コロナ感染症拡大防止を考慮し関係者の人数も限られ、残念ながら無観客で開催されることになりました。
大会の様子はチャレンジコーヒーバリスタのYouTubeチャンネルでライブ配信される予定ですので、興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね!!
CHALLENGE COFFEE BARISTA YouTubeチャンネル
ざっくり知りたい方は音声で
stand.fmでもチャレンジコーヒーバリスタについて少しお話ししたので、お忙しい方は音声で聞き流してくださいね!
まとめ
最近ではHSPなんて言葉もよく聞きますが、意外と身の回りになんらかの障がいを抱えてる人って多いと思います。うつ病や発達障害なんかもその類ですよね。それに自分では気づいていないなんて人もいるかもしれません。精神的なこと、身体的なこと、生まれつきなど持ってる特性は様々ですが、それは単なる個性であると私は思っています。
人種、性別、年齢、障がいあらゆる違いを認めあえると、みんながより生きやすくなり社会が循環していくのではないでしょうか。
普段、生きづらさを感じている方たちがこのチャレンジコーヒーバリスタで表舞台に立ち、活躍することで少しでも優しい社会が広まるといいなぁと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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