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産地によって味も香りも違う!コーヒー豆の選び方

AboutCoffee

こんにちは!

旅するバリスタTomokoです。

コーヒーって私たちにとって、とても身近なものなのに知らないことばかりだったということがコーヒーの仕事に携わるようになって分かりました。

コーヒーの品種や産地などの特徴を知ることが基本と言っても良いです。

今回はそんなコーヒー豆の特徴についてお話したいと思います。

 

豆の特徴を知れば美味しいコーヒーが分かる

「美味しいコーヒー」は人によって好みが違いますが、豆の特徴を知っていると自分好みのコーヒーに出会えるし、どんな焙煎・抽出方法が合うのかも見えてきます。

お米や、緑茶、ワインと同じように、コーヒー豆にも品種や産地、精製方法など様々な要素が重なって、個性のある味になります。

豆の特徴を知るということは、最高のコーヒーと出会えるチャンスになるので、ぜひ参考にしていただければと思います^^

 

コーヒー豆の品種について

コーヒー豆には大きく分けて、アラビカ種カネフォラ種(ロブスタ種)の2種類あります。

エチオピア原産のアラビカ種は風味豊かで繊細な味を持っているけど、病害虫や気温の影響を受けやすく、栽培が難しいとてもデリケートな品種です。

アラビカ種には様々な品種があり、その多くは突然変異などを利用して遺伝特製の優れたものを品種改良して栽培しました。

ロブスタ種はコンゴが原産で、病害虫に強く、アラビカ種の栽培ができない地域でも栽培が可能で、主な産地はベトナムなど東南アジアになります。アラビカ種に比べて味の質が劣り、苦味が強いので一般的にはインスタントコーヒーや安価なレギュラーコーヒーとして市場に流通しています。

 

アラビカ種から派生した主な品種

アラビカ種は世界各地で栽培され、高品質なレギュラーコーヒーとしても提供されています。

個性豊かな多くの品種があるので、それぞれの品種について説明していきます。

 

ティピカ種

ブルボン種とともに2大在来品種として代表的でアラビカ種の中で最も古い品種。

柑橘系の明るい酸と柔らかい香味を持ち、クリーンでフローラルな香りが特徴。

 

ブルボン種

アラビカ在来品種の一つでティピカ種の突然変異種。

重厚な香味で華やかな酸と甘みがある。まろやかで舌触りも軽く、飲みやすい豆です。

 

スマトラ種

インドネシアのマンデリンで発見された品種。

味わいは厚みのあるコクと苦味、独特な風味が特徴的です。

 

ムンドノーボ種

ブルボン種とスマトラ種の交配でできたブラジルを代表する品種。

環境に適応し、酸味、甘み、苦味のバランスが良い。

 

カツーラ種

ブルボン種の突然変異で、ブラジルで発見されました。

標高の高い産地では明るい酸とコクが出るが、在来種に比べると酸味はフラットな印象。

 

パカマラ種

エルサルバドルで開発された大粒のコーヒー豆。

生産量が少なく、世界でも注目されている。スッキリした明るい酸が特徴。

 

ゲイシャ種

エチオピアが原産で、生産性が低いとても貴重な品種。

華やかな香りが強く、爽やかな酸味が特徴。個性的な味わいが世界で注目されていて一度飲んだらその味わいに驚きます。

 

産地別コーヒー豆の特徴

産地によって味の特徴が違うということは、そこまでコーヒーに詳しくなくても何となく聞いたことがあるかと思います。

では具体的にどの国の豆がどんな特徴なのか紹介していきますね。

 

エチオピア

豆はとても小粒だけどコーヒーの旨味がぎゅっと濃縮されています。フローラルな香りと柑橘系の明るい酸味、ベリー系の甘いフレバーがあります。浅煎りだとコーヒーというよりはレモンティーのような風味を感じます。

全体の印象:スッキリした・クリアな・まろやかな・芳醇な

香り:甘酸っぱいにおい・甘いにおい・花のようなにおい・シトラス系のようなにおい

口当たり:なめらか・舌触りのよい

 

ケニア

大粒で品質のよいコーヒー豆でキレがあり、後味もスッキリしている印象。スパイシーな香りや、複雑な酸味、ベリー系のフレバーがあります。

全体の印象:キレのある・スッキリした・クリアな・シャープな・芳醇な

香り:甘酸っぱい・スパイシーなにおい

口当たり:ボディのある・なめらか・舌触りのよい

 

ルワンダ

エチオピアの豆と似ていて、小粒サイズの豆。フローラルな香りとフルーティーなフレバー、きれいな酸味を持っています。

全体の印象:クリアな・マイルドな・やわらかな・繊細な

香り:甘いにおい・果実のようなにおい・花のようなにおい

口当たり:なめらかな・舌触りのよい

 

ブラジル

酸味と苦味のバランスがよく、どんな焙煎にも向いている。ナッツ系の香り、甘みがありまろやかな味わい。ブレンドの際は味のベースになり、他の豆の個性も引き出せる優秀な豆です。

全体の印象:マイルドな・やわらかな・まろやかな・リッチな

香り:ナッツのようなにおい・キャラメルのようなにおい・香ばしいにおい

口当たり:舌触りのよい・ボディのある・なめらかな

 

コロンビア

華やかな香りとほどよい酸味、豊かなコクがありながらも、マイルドな味わい。他の豆との相性もよく、ブレンドにも適しています。品質のよいものであるほど、甘い香味を感じることができます。

全体の印象:スッキリとした・クリアな・まろやかな・芳醇な

香り:花のようなにおい・ナッツのようなにおい・甘酸っぱいにおい・甘いにおい

口当たり:なめらかな・舌触りのよい・ボディのある

 

コスタリカ

甘みがあり、酸味が心地よい。豊かなコクと香りを持っています。この豆の美味しさを味わうにはブレンドよりもストレートがおすすめです。

全体の印象:キレのある・クリアな・さっぱりとした・シャープな

香り:桃のようなにおい・甘いにおい・甘酸っぱいにおい・ナッツのようなにおい

口当たり:なめらかな・とろみのある・なめらかな

 

パナマ

甘みのある上品な味わいで、フローラルな香りと爽やかな酸味があります。軽やかなボディで飲み終わった後も長い余韻に浸れます。パナマのゲイシャ種は世界中で高く評価されています。

全体の印象:スッキリとした・シャープな・繊細な・芳醇な

香り:甘酸っぱいにおい・花のようなにおい・甘いにおい

口当たり:軽やかな・なめらかな

 

グアテマラ

やわらかな甘みとしっかりしたボディ、チョコレート系の香味のあるまろやかな味わい。ほどよい酸味と芳醇な香りがあるので多くの人に愛されている豆です。

全体の印象:キレのある・さっぱりした・まろやかな・芳醇な

香り:甘いにおい・チョコレートのようなにおい・香ばしい

口当たり:なめらかな・舌触りのよい・ボディのある

 

マンデリン

インドネシアのスマトラ島で栽培され、スパイシーな香りと重厚なボディで酸味は少ないです。深煎りに向いた種類の豆。

全体の印象:ストロング・芳醇な・シャープな・リッチな

香り:スパイスのようなにおい・甘いにおい・カルダモン・シナモンのようなにおい

口当たり:ボディのある・とろみのある・舌触りのよい

 

ハワイコナ

ハワイ島のコナ地方で栽培されている希少なコーヒー豆。トロピカルな香りの中に酸味とコクを感じます。

全体の印象:キレのある・シャープな・ストロング

香り:柑橘系のにおい・甘酸っぱいにおい・香ばしいにおい

口当たり:舌触りのよい・ボディのある・なめらかな

 

まとめ

豆の種類はまだまだたくさんあり、ここに上げたのはほんの一部にすぎません。

これだけ産地別の特徴があるわけですが、どの程度焙煎するかでさらにその味の特徴は広がります。

同じ豆でも焙煎度合で変わるのがコーヒーの奥深くて面白いところです。

また、コーヒー豆の粒が小粒だと濃厚な味が凝縮されて甘みも強く、個性的な味わいのものが多いです。

反対に豆粒が大粒になると、軽やかでスッキリしたキレのよい味わいになります。

品種・産地・焙煎度合で選ぶと自分が本当に美味しいと思えるコーヒーに出会えますよ!!

 

ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

 

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